金城武.NET 討論區 »
新聞報導區 » 金城武 上 日本雜誌
Post#60
http://www.takeshikaneshiro.net/forum/viewthread.php?tid=2984&extra=page%3D1&page=4
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
http://www.pia.co.jp/cinema/interview/081218_kaneshiro/kaneshiro_in.html
今回の出演で感じた自分と日本映画界の成長
現在、大ヒット中の『レッドクリフ Part I』では天才軍師、孔明を涼やかに演じた金城武。『K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝』では一転、小説やドラマでもおなじみの日本のヒーロー、怪人二十面相に“間違われる男”を、コミカルな味付けで演じている。
「最初に佐藤嗣麻子監督に聞いたのは、どういう方向性でこの話を撮りたいのかということでした。かっこいいヒーローものを撮りたいのか、そうじゃないのか。だから、今回の僕は二枚目、三枚目? って聞いたんです(笑)。生まれつき特殊能力を持っているようなスーパーヒーローではなく、身近に感じられるヒーローが動き回るということが、この作品のオリジナリティだと思います」
制作会社は『リターナー』の頃からの付き合いのある制作会社ROBOT。時を経てのコラボレーションは、互いの成長を実感させてくれる絶好の機会になったという。
「敬愛するエグゼクティブ・プロデューサーの阿部秀司さんがずっと温めてきた大切な企画だということを知っていたから、最初はプレッシャーも感じました。でも最終的には、彼の実力や映画に対する愛情を知っているから、一緒に仕事がしたいと思ったんです」
「『リターナー』の頃はスタッフの実力を理解する機会が少なかったのですが、今回は本当にものすごく多くの新鮮で刺激的な体験をさせてもらいました。機材はどこの国でも進歩していると思うけど、『K-20』のスタッフはワイヤーアクションひとつとっても、さまざまな工夫があって。全体的にカンフーとはまた違うアクションが見られると思うし、すごくクリエイティビティのある、楽しい現場でしたね」
スタッフや共演者との縁を大切にしながら、アジア界を自由に泳いできた金城武が
「完成作を観て、この映画に参加できたことがさらにうれしくなった」
と胸を張る自信作。スクリーン狭しと飛び回る彼の二十面相ぶりを、ぜひ楽しんでほしい。
佐藤嗣麻子監督が語る現場の様子
アイデアを出しながら金城くんと作っていった
「セットを歩きながら、金城くんに“泣く演技のときに、別に主人公の気持ちにならなくていいんだよ。そう見えればいいから”って私が話したことがあるんです。そしたら、金城くんの顔がハッとなって。それはたぶん、自分も同じ考えだってことだったと思うんですけど、彼はそういう要求なら何テイクでもやってくれるんです。
それに金城くんのシーンは、彼が現場でアイデアを出すので、段取りやカメラのセッティングが毎回変わるんです。芝居もアクションも現場で作っていきました。ただ、どのシーンにもコメディの要素を入れたがるのはちょっと困りましたね(笑)。最後の対決のシーンに入れようとしたときは、さすがに“ここはやめよう”って言いましたよ(笑)」
PROFILE さとう・しまこ
'64年生まれ。'87年、映画監督になるためロンドンに留学。帰国後、『エコエコアザラク』('95)で高い評価を受け、TVドラマ『横溝正史・金田一耕助』シリーズ、『アンフェア』などの脚本でも活躍する。
「ぴあ」1.8号より
文:細谷美香(金城武)卅イソガイマサト(佐藤嗣麻子) 写真:源賀津巳