『K-20』主演・金城武いわく怪人二十面相はコメディ!?
8月27日17時5分配信 VARIETY
二十面相、松たかこ、金城武、仲村トオル(左から)
怪人二十面相と名探偵・明智小五郎の対決を軸に描くミステリー・アクション大作『K-20 怪人二十面相・伝』の製作報告会見が27日(水)、東京・ラフォーレミュージアム六本木で行われた。
トークもはずむ松、金城、仲村の会見のもよう
おなじみのキャラクターを基に、佐藤嗣麻子監督が「これまでに見たことがない、だから見たいと思える映画にしたい」とオリジナルで脚本を執筆。架空の都市・帝都を舞台に、富裕層ばかりを狙う怪盗に仕立て上げられたサーカス団員が明智の協力を得て、二十面相との壮絶な戦いを繰り広げる。『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズのスタッフ、製作委員会が再結集した。
主人公のサーカス団員を演じる金城武は、「『K-20』、サイコーです」と高らかに宣言。「台本が完ぺきで、もっと面白い要素を足したかった。二枚目も三枚目もあるキャラクターで、コメディだと思って演じてました」と、独自の解釈を披露した。
明智の婚約者で、二十面相に狙われる令嬢に扮した松たか子も「想像の膨らむ台本で、完成が楽しみ」と笑顔。お嬢さま役だけに、豪華なドレスを何着もたん能したそうで「ドレスでは行かないだろうという所も訪れたりして、面白い経験でした」と満足げだ。
佐藤監督から「自信をもって演じて」と言われたのは、明智役の仲村トオル。「僕の世代にとっての明智小五郎は、ちょっとエッチなシーンがある2時間ドラマ(テレビ朝日『土曜ワイド劇場』の天知茂)のイメージ。そのキャラクターをやるので、僕も大人になったなあと感じた。ただ、監督がふだんは明るく元気なのに、カットの声がものすごく小さくて、良かったのかどうか分かりにくい時だけは自信をなくしました」とジョークを交えながら撮影を振り返った。
既に、5月のカンヌ映画祭からプリセールスを始めており、ヨーロッパの数社が興味を示しているという。エグゼクティブ・プロデューサーの奥田誠治は「世界に胸を張っておくれる作品。完成すればさらに盛り上がっていくと思う。」と期待を寄せていた。
12月20日(土)、全国東宝系で公開。
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