東野圭吾の問題作「さまよう刃」映画化、寺尾 聰が少年犯罪と対峙
2009/03/27

「さまよう刃」、難役に挑戦する寺尾 聰
小説「容疑者Xの献身」「流星の絆」などが、映画・ドラマ化されて大ヒットしている東野圭吾。そして今回、東野作品の中でも問題作と位置づけられる「さまよう刃」の映画化が決定した。
現在までに100万部を越すベストセラー記録を樹立している「さまよう刃」は、少年法と被害者感情をテーマに社会に対する問題提起をした作品。
主演は「半落ち」(佐々部清監督)以来、5年ぶりに社会派映画に挑む寺尾 聰。俳優とし最も勢いのある寺尾が、東野作品と強力な初タッグを組む。共演は、映画「冷静と情熱のあいだ」「あの空をおぼえてる」のほか、今年4月から新ドラマ「BOSS」などに出演する竹野内 豊、TV司会者から俳優まで幅広く活躍する伊藤四郎ら、豪華なキャスト陣が脇を固める。
寺尾が演じるのは残虐な犯罪を続ける少年たちによって最愛の娘を奪われた父・長峰重樹。逮捕されても少年法という法律に保護される少年たち。怒りと理性の間で苦悩しながら、ついに自ら少年たちを裁くことを決意する。新人刑事・織部孝史(竹野内 豊)とベテラン刑事・真野信一(伊東四朗)も現実の矛盾を感じながら捜査を開始。そして、この物語は衝撃の結末を迎える…。
監督は、「きょうのできごと a day on the planet」「ピーナッツ」の脚本を手掛け、「むずかしい恋」でメガホンを撮った益子昌一。
「さまよう刃」は2009年秋全国ロードショー。
http://www.hollywood-ch.com/news/09032706.html